本日は久々の二本立てです。
第20回神奈川県剣道祭が神奈川県立武道館で開催されました。
コロナウィルスの影響により3年ぶりの開催です。
いまだにコロナ禍での開催のため、今回は七段以上に参加資格があります。
開会式で小林会長から
「三位の格(さんみのかく)」
についてお話がありました。
「三位の格」は剣道における教えですが、「露の位」「石火の位」「梵鐘の位」があるそうです。
「露の位」とは木の葉に落ちた水滴が静かに凝集して機満つればポタリと落ちるように決して無理な打ちを出さず静かに気の至るを待つこと。
「石火の位」とは火打石を打てば火が出るように機至れば間髪を入れず鋭い打ちを出すこと。
「梵鐘の位」とは打てば即ち梵鐘のように余韻嫋々たる気の残心を漂わすこと。
これらは、一本の打ちに理想的な内容を示したものです。
今回、小林会長のお話を聞いて感銘を受けたので少し勉強してから、こちらで紹介させて頂きました。
出場する以上、これまでの稽古の成果を試す場なので結果を求められますが、この様なお話を聞けただけでも出場した意義があった大会だったと思います。
出場された先生方は納得のいく一本を出せましたか?
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Miya-san (火曜日, 08 3月 2022 08:56)
受付時間が、最後であつたので、開会式の話はきけなかったので、ありがたいです。有り難う御座いました。
管理人 (日曜日, 13 3月 2022 21:54)
MIYA-san
コメントありがとうございました。
館長は常々、初太刀が大切だと指導されます。
この三位の格を意識した打突ができれば、いい初太刀につながるのではないかと思い紹介させて頂きました。