つくばい

 

前回の続きです。

 

田中先生が神奈川県剣道連盟小林会長から頂いた色紙にクイズの様な不思議な記載があったと思います。

 

あの記載は石庭で有名な京都の龍安寺の「つくばい」にあります。 

 

つくばいとは

・つくばうこと。うずくまること。

・茶庭の手水鉢(ちょうずばち)。

・石の手水鉢を低く据えてあって、手を洗うのに茶客がつくばうからいう。

 

漢字にすると「蹲い・蹲踞」

 

そう剣道の蹲踞です。

 

さて龍安寺のつくばいは真ん中が四角い「口」になってます。

 

その四角の上下左右に、文字があります。

 

「口」の上には「五」。

これは「吾」という字を表しています。

 

つぎに「口」の右にあるのは「隹」です。

したがって「唯」。

 

「口」の下からは「足」。

 

そして「矢」の右に「口」と書いて「知」です。

 

右回りに並べると、

「吾唯足知」

「われ・ただ・たることを・しる」

 

「吾唯足知」は、簡単に言うと

 

『わたしは、満ち足りていることだけをしっている。』

『不満を感じず満ち足りた気持ちを持つことが大事。』

 

会長から頂いた言葉にはそんな意味がこめられていたんですね。

 

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