館長語録vol.61

和を以て貴しと為す2

水曜日から新年度の稽古が始まりました。

学生はそれぞれ進学、進級し新しい人生のスタートを切ったと思います。

皆さんにとって素晴らしい年なってくれればと思います。

 

さて話は変わり先月末に発売された剣道時代の特集についてです。

館員から館長あてに特集を読んだ感想が寄せられたので一部を紹介させて頂きます。

 

内容は諸事情により一部編集しています。

 

では...

 

伊藤先生が少年時代から素晴らしい先生方と出会い、高野初江先生からは「面キチ」と言われるほど稽古に打ち込み、厳しい警察の特練時代を乗り越えて剣道を極め、これを私達ばかりか全国の剣士に対し、その極意をご教示なさっている先生の崇高な剣道人生について良く理解することができました。

私は高校3年生の時、一本堂の店主から「素晴らしい剣道の先生がハイランドに道場を開いたよ」と言われ、陽武館にはじめて連れて行っていただいた時のことを良く覚えています。

道場では溢れんばかりの少年剣士たちが額に手ぬぐいを巻きながら汗を流していました。

その時の伊藤先生の神々しさ、満面の笑顔、全ての弟子たちに愛情を降り注ぎながら指導されるお姿は、昔も今も全く変わっていません。

私はその時から陽武館で稽古をすることができる幸せを感じ、多くのことを教えていただき、伊藤先生や長い間道場を支えていただいた奥様に対し感謝の気持ちでいっぱいです。

伊藤先生が仰られた「和を以て貴しと為す」という言葉については、今回の剣道時代を拝読させていただき更に理解を深めることができました。

無数の星と空間が美しく調和している大宇宙のように、剣道も美しく調和させていけば、そこにさらなる進化があるのだと思います。

気剣体等を含めた自己の調和、合気等を含めた相手との調和、これを社会への調和へと繋げていけば良いのではないかと考えています。

私は今後も伊藤先生のお姿を理想として、正しく強く格調高い剣道、偏頗なき愛情、そして「和」というものを大切にして生涯剣道を目指して精進していこうと思っています。

 

※参考 

館長語録vol.31「和を以て貴しと為す」

2015.9.2

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