またまた六段合格された先生の審査を振り返り、その感想を伺う事ができました。
今日の先生もこれまでの審査会と比べ、相手が非常によく見えていたとの事でした。
先生が意識された事は、館長から繰返し指導を受けていた「初太刀」です。
その初太刀が1回目のお相手に対し、攻めて、相手が打って出たところを初相面に乗れたそうです。
その初太刀が決まると不思議と心が落ち着き、小手を誘うとその誘いに引き出されたお相手が何と小手に来たそうです。
小手を誘って打たせた先生は、もう気持ちも充分。
必殺の小手抜き面をしっかり決めたそうです。
2回目にあっても初太刀から始まり、中盤で面を誘い出して、返し胴など理想的な立会いが出来たそうです。
これも稽古の賜物だと思います。
先生が六段受審し始めたのは約11年前の事だそうです。
それ以来、11年間諦める事なく稽古に通い続け、自分の稽古は元より子供たちの元太刀として、一緒に稽古をされてきたからこそ今回の結果に繋がったのではないかと思います。
ある先生が「剣道はいつ花が咲くか分からないから面白い」と話されていたのを聞いたことがあります。
この秋、先生は見事花を咲かせて、稽古は絶対に裏切らないことを私たちに証明してくださりました。
本当におめでとうございます。
そしてありがとうございました。
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